先日、日本の「配偶者暴力支援センター」に電話相談をしたが、心の支えにはなったものの根本的な解決には至っていない。
>>日本の配偶者暴力支援センターに相談
もう少し具体的な解決策を望む私は、ネット検索で偶然見つけたこの異国の地の自治体が運営する「DV被害者支援センター」に意を決して電話をする事にした。
言葉はどうするのか?果たして意図は伝わるのか?この相談センターのHPにはfor Womanと書いてあったので男性の私を対応してくれるのか?
色々な心配があったが、24時間対応の「DV被害者支援センター」の電話番号に意を決してかけた。
担当の女性が出た。
「どうしました?」
と聞かれたので拙い外国語で、嫁に家で大声で怒鳴られていること、たまに家のチェーンロックをされること、家の物を壊されたりしていること、等ありのままの事実を話し、悩んでいる旨を伝えた。
すると、先方から「これらの行為はれっきとしたDVだけど大丈夫?」同情の言葉をかけられ「どうしたいのか?」と聞かれた。
どうやら男性の私でも対応してくれる様だ。
私は心の相談よりも具体的解決策が欲しかったので「どんなオプションがあるのか?」と逆に質問をした。
すると、神様の様な回答がきたのである
「我々は様々なお手伝いができます。書類を出せば無料で公的機関の運用するシェルター住居を提供するし、弁護士の無料相談も提供できるよ。場合によっては裁判も手伝うよ。」
なにーっ!!
私は具体的な手続き等を更に突っ込んで聞き、メモを取り30分ほど話をして電話を切った。
私の中凄まじい安堵感が走る。
別に今すぐ申請しようとは思わない。ただ、万が一の事があったら無料で逃げ込める場所があると知っただけで心のつっかえがスーッと取れた気がした。
色々頭を巡るものはある。
もしシェルターに入ったら会社に何と言おう?お隣の部屋に怖い人はいないのか?まあDV被害者をかくまるシェルターに入る仲間だから怖い人はいないか、等。。
ただ、このヘルプ電話で得た安堵感はとてつもなく私にとって大きい。
しかし、この異国の地で現地の「DV被害者支援センター」に相談にくる日本人も珍しいだろう。
私は一体何をしにこの国に来たのだろうか?
考えれば考えるほど虚しくなる
合掌