事はゆっくりとであるが、着実に進みつつある。
今週、インターネットで死にもの狂いで日本在住の日本人弁護士を探した。
ただ日本人であれば良いという訳では無い。
モラハラ•DV離婚に強い弁護士を条件に絞って探した。
いくら離婚に強い弁護士と言えども、モラハラ離婚の取扱い経験の多い弁護士でないと、私が嫁から受けている超ドモラハラの背景を理解して弁護してくれないであろう。
するとあるではないか!
その名も「離婚弁護士ナビ」というイケたサイトに辿り着いた。
そこに各弁護士のプロフィールや得意分野、これまでの実績等が盛りだくさんで掲載されていた。
私はモラハラ離婚にいかにも強そうで、且つ電話相談に乗ってくれる首都圏の数人のベテラン弁護士をピックアップして、各弁護士のHPを閲覧した。
嫁の実家付近の弁護士も探したが、やはり首都圏の方が圧倒的に経験値の高そうな弁護士が粒揃いである感じがしたので、私は首都圏の弁護士にターゲットを絞った。
隈無く各弁護士事務所のHPを熟読して、料金体系も参考に更に数人の弁護士に絞り、お問い合わせフォームに個人情報、妻からモラハラに悩まされている事、電話で相談できるかを簡潔に記載して送信ボタンをクリックした。
待つ事数時間、内数人から返信が来た。
ほとんどの弁護士が電話で対応して頂けるとのこと!
何回かやり取りをして、翌日電話で数人と相談をしてもらうこととした。
しかも無料である!
この異国の地では1時間の相談で日本円にして数万円取られたのは何だったのだろうか。。
日本の弁護士が安いのか、異国の地が高いのか、正直報酬水準はわからないが、多分日本の報酬が世界水準では安いのだろう。
この異国の地で弁護士に相談したものの、やはり日本で結婚した夫婦が海外で離婚するのはかなりハードルが高く、弁護士費用もバカにならない事が判明したので、この異国の地で相談した弁護士は一旦リリースした。
現在の私の最終計画、ラスト戦争の計画はこうである。
嫁を何とかして日本に帰国させ(一時帰国ではない)、事前に契約しておいた日本在住の日本人弁護士を私の代理人として調停、最悪の場合には離婚裁判に持ち込むというものである。
以前も日本在住の日本人弁護士と相談したことがあるが、その際はあくまでこの異国の地に嫁、私共々とどまりながら離婚へ持ち込むことを相談したが、それは不可能である事がその時判明した。
調停は住んでいる国で行わなければならない、という決まりがあるそうだ。
多分こんなルールを日本人で知っているのは、フィリピン人妻といざこざになった人とか、僅かひと握りの人に限られるであろう。
私は日々、無駄に法律知識がついてきている。
今回の計画は、私が調べに調べ尽くした結果、唯一嫁と離婚へ持ち込める最後の望みなのである。
翌日、約束の時間に一人目の弁護士に連絡をした。
今の時代、何と便利なのであろう!無料通話アプリで相談ができる!
私があと10年早く生まれていたら、嫁からのモラハラにより私の精神は病みまくり、誰とも相談できずこの国でノラ猫、いやモラ猫となりのたれ死んでいたであろう。
弁護士が無料通話アプリに出た。
要件はメールで伝えてあるので、早速本題に入った。
私は弁護士に聞いた。
「妻が日本に帰ったらの前提ですが、私の代理人になって調停、裁判に行ってもらえるのでしょうか?私は日本に何度か帰る必要があるのでしょうか?」
弁護士は答えた。
「はい、できます。以前、中東にお住いの日本人の方で同じ様なケースで私が代理人として調停や裁判所へ行き、離婚を成立させた事があります。
その際は、依頼人は日本に一度も帰って来られませんでした。」
なにーっっ!!
異国の地にいながら、全てを代理してくれるとは寝耳にウォーターであった。
私は改めて簡潔に嫁からのモラハラの内容を伝え、
「離婚事由になりますでしょうか?」
と聞いた。
弁護士は答えた。
「それは酷いですね、離婚できます。ただ、ケースバイケースなので、どう持っていくかは慎重に考える必要があります。」
私はかなり安堵感を覚えた
私は御礼を言って、嫁が帰国する事になったら改めて連絡する旨を伝えて無料通話アプリを切った。
直後にもう一人の弁護士と電話をした。
色々話したが、一人目の弁護士と概ね同じ内容であった。
上記には書いていないが、今回判明したのは、調停だと決着まで早くて3ヶ月くらい、調停が不調に終わり裁判まで行くと1年くらいかかるそうだ
まぁ、仕方ない。
私の心の平和を取り戻すための試練の時だ。
弁護士費用については名言はしていなかったが、各弁護士事務所のHPを見る限り、私の予想だと50〜100万円強、プラス印紙代や交通費の各種実費精算だろう。
ただ、この費用を払ってでも早く解決した方が私の今後数十年の長い人生を考えた場合、得策であると感じている。
自由はお金で買えないが、時はお金で買えると私は信じたい。
嫁があれやこれや買ったり、一緒に付き合わされる高級外食や凄まじい頻度の旅行が調停中は発生しないと考えると、むしろ安い費用なのかもしれない。
いずれにせよ、私に残された最後の最大の任務は「嫁を日本に帰す事」である。
無茶苦茶ハードルが高い。
小包をこの異国の地から一日一便しか船が出ていない沖縄の離島に届ける事の700倍は難しい
さあ、この荷物をどう日本に届けよう???
私の最後の脳ミソの絞り時である。
この異国の地で裁判所からの保護命令を取得して、私が別居を開始すれば嫁は日本に帰国してくれるであろうか???
今日の今日までは私の無い頭を振り絞り、段階を追って準備を進めてきたが、最後の最後は一か八かの賭けである。
とにかく、頼りになりそうな弁護士も見つかり方針は定まった。
次に私がすべきことは、保護命令取得の前に引越し先の家を探す事である。引越しのお金も色々な口座からかき集めなければならない。
進んでいなそうであるが、牛歩のごとく毎日数センチずつ前に進みつつある私に、
乾杯🍻