クリスマス後のある日の午前、いつも通り嫁は私の前妻との間の子供についてキレにキレ、







「あのカス死ねよ、産まれてくるべきでなかったと貴様が伝えろ。てか過去に支払った養育費を返してもらってこい!!!」







だの、






「訴えるなら訴えろ!!!そうしたら貴様をDVで訴えてやる!!誰も見てねえから証拠なんてねえし、世の中女に弱いから貴様が負けるからな!!!」





だの、





「貴様家から出てけっっ!!!でも出てったら貴様の会社に連絡して貴様にDVされてるとか言ってやるからな!!!」(意味不明)







など、完全に法に触れる脅迫じみた罵声を3時間ほど私に浴びせ続けられた。








今一度言おう、私は顔こそ優しくは無いが、アリンコ一匹、ゴキちゃん一匹と言えども殺傷できないひ弱な人間だ。そんな男が女性に手を挙げれる訳がない!!!!







もちろん、その日も私は嫁の一言一句をICレコーダーで記録している。








嫁と離婚が成立する前のどこかのタイミングでこれまでの嫁の雄叫び集のダイジェスト版を作成し、嫁、及び嫁の家族に聞かせてあげたいくらいだ。








このブログのURLを送りつけてやっても良い、もちろん最終回を迎えた後だが。








その日の朝、私はキャベツ、タマネギ、ベーコン等の冷蔵庫の余り物で焼きそばを作った。








布団で寝ている嫁に「食べる?」と聞いたが、「食べない」とのことだったので一人分だけ作り、私一人で食した。








2時間後くらいに起きてきた嫁は、棚からカップ焼きそばを取り出し、お湯を注ぎ食べ始めた。。。









なんなんだろう、この新感覚は。。








思春期の中学生の娘を持ったようである。








さて、その日の朝、嫁は私の手料理をけなすだけけなした。








「貴様の作る料理は味濃いし不味いし、ホント食えない!!貴様の実家を疑うわ」








ほぼ毎日嫁は食べているのに、、







そう思うなら食べなければ良いだけだ。








「そもそもこんな不味い素材買ってくんなよ!!!安かろう悪かろうということをいい加減学べよ!!!」









「じゃあ食べるなよ!!」







とパンチを食らわせながら言い返してやりたかったが、間も無く争いが始まる離婚が不利に進むと嫌なので、私はグッと堪えた。









結婚以来全く料理をしない嫁は私の料理をコテンパンにけなすだけけなした。








私は自分でも思うが、そこら辺の主婦よりコスト感覚に長け、味も遥かに美味しいと思っている。








私はこの不慣れな異国の地においても近所のスーパーの値段を比べまくり、どこのタマネギは安いとかを暗記しており、また、クックパッドの人気レシピ通りに作っているので味はまず間違えるはずがない。








このブログで何度も書いてきたが、私は嫁と結婚する3年弱前まで料理などほぼしなかったが、刹那的であるが何もしない嫁と結婚したからこそここまで成長した。








その日の夜ご飯用に私は3時間かけてローストビーフを作った。












写真だとわかり辛いが、キノコの薄切りスライスを乗せたサラダとクラムチャウダーも添え、お店で出しても十分通じる質、内容である。









おそらく、もう少し見栄えを良くすればコースで3千円は取れるであろう。








しかし、朝の件もあり、私は食事中嫁と全く会話をする気になれなかった。








何を語っても私の料理を否定されそうであり、正直嫁の発する一語一語の単語すら私の耳に入ってこなかった。







その後、嫁は自分の通う料理教室について私に熱く語り始めた。








あの人は凄い高いお皿を使ってるだの、あそこは大したこと無い料理しか教えないのに値段が高いだの、どうでもいいことを延々と語っていた。








家で料理を何もしない、人の作った料理のダメ出ししかしないのに、この方は何を語っているのだろう?と全く私の耳に会話が入ってこなかった。







ゴルフをしない人がどこどこのメーカーのゴルフクラブは良いとか、どこどこの有名ゴルフコースが良いとか延々と語るようなものである。








私の頭の中ではいかに次回、もっと美味しくローストビーフを作るしか無く、嫁の話は本当に何も耳に入ってこなかった。







声を大にして言おう。






もう嫁は要らない、サヨウナラ。






来年早々にも嫁との離婚へ向けた新たな動きがあると想定している。







早く自由になり、来年は友人でも自宅に呼んで手料理を振る舞いたいものである。







合掌